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rabbit07

スポンサーKataribe

良い音には思わず耳が反応します

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私がまだ音楽なんてよく分からない子供の頃、母と入ったお店で今まで聴いたことの無い良い音に驚きました。お琴の音色です。こんな良い音なのに、なんでみんな知らん顔をして普通にお仕事をされているのか不思議に思いました。一般的に言う「きれいな音色」とか「美しいメロディー」とか、そういうことでは無くて、もっと原始的な心地よさを感じる音色でした。私が...というより耳がまだまだ聴きたがっているような音でした。
それに近い感覚の音が、盆踊りの音です。盆踊りの和太鼓の音はちょっとウルサイ音でもあります。でも、あの単調なリズムの音がすごくなつかしい感じがするんです。お盆にあの和太鼓を鳴らすと、ご先祖様達が本当に喜んでくれるような気がします。もちろん、~音頭という民謡も同じくです。毎年毎年同じ曲で変わり映えもしないのに、いつ聴いてもなぜかなつかしい。私の中で、また別の誰かがじーぅと耳をすまして聞き入っている感じがするのです。
それから先日、買い物に行く途中で、またなつかしい音色が聞こえて思わず立ち止まりました。三味線の音です。私は、三味線には特に馴染みは無いのですが、大げさに言うと涙が出そうなくらいなつかしいのです。しばらくそのままお宅の前で音をそっと聴かせていただきました。
こう書いてくると、私の耳が勝手に反応する音は、すべて和の音色です。本当は、もっとあちこちで聞こえてきてもおかしくはない日本の音です。いつの間にか西洋式の暮らしの中で消えてしまった音ですが、やはり耳だけは正直に反応するんですね。良い音は、自分だけでなく、自分の前に生きていた人たちも喜ぶなつかしい音、素朴な音のように思います。

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最終更新日:2016-01-06 14:05

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